2025/12/22 15:35

小さな革でつくるレザー小物の型紙ブランド
Pelle piccola(ペレ ピッコラ)です。


レザークラフトの基本の縫い方【サドルステッチ(平縫い)】①

上記の記事では、基本の縫い方について説明しました。

今回は、キレイに整ったステッチにするためのコツをご紹介します。

きれいなステッチに仕上げる4つのコツ

縫えるようになったら、次は“見た目のきれいさ”を整える段階へ。

■ コツ1 糸の引き締めを一定にする

強すぎても弱すぎてもステッチが乱れます。
左右同じ強さで、
「スッ」と引いて「カチッ」と締まる程度が◎。

■ コツ2 針を垂直に通す

針が斜めに入るとステッチが波打つ原因に。
菱目打ちで開けた穴の角度を崩さず、まっすぐ通しましょう。
針を通す際に、糸を刺さないように注意しましょう。

■ コツ3 表も裏も“流れ”をそろえる

美しいステッチは、裏面まできれいです。
糸を抜く方向を必ず 手前/奥のどちらかに統一すると仕上がりが揃います。

■ コツ4 最後の返し縫いで整える

返し縫いは 2〜3目が目安。
終点を強く締めすぎないよう、軽めの力で仕上げるのがポイントです。


特に大切なのは、
【④裏面(奥側)の針を同じ縫い穴に通す】ときです。
裏面の針を通す前に、
表から通した糸を軽く引く方向を、
必ず毎回同じ向きにそろえてください。(コツ③)

針を刺す向きと、糸を引く方向を統一することで、
ステッチがねじれにくくなり、きれいにそろった縫い目になります。

画像
表の糸を通したら、 裏の針を通す前に、 表側の糸を「毎回同じ方向」に軽く引いておく


🌱 最初から完璧に縫えなくて大丈夫

まっすぐ縫えなくても、縫い目が揃わなくても大丈夫。
手が覚えていく過程こそ、レザークラフトの醍醐味です。

好きな糸の色を選んだり、はぎれで練習したり、
楽しみながら“自分のステッチ”を見つけてください。

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